2007年08月15日

終戦記念日と遠い夏の怪談

唐突ですが、小学生のころ従姉に聞かされた怪談を。

夜、一人で寝ているとき、トントンと戸を叩く音。
そして、問いかける声。

「あなたは男ですか、女ですか?」
そのときには、「男です」と答えなければならない。

「あなたには手がありますか?」
「足がありますか?」
そのときには、「ありません」と答えなければならない。

そして、最後の問い。
「あなたは生きていますか、死んでいますか?」
そのときに、「生きています」と答えると・・・

「あなたを殺す!」
(と、霊が襲い掛かってくる)


このとき、従姉も子どもだったので、実際には「こう答えないといけないんだって」というような口調でした。
最後の一言が鬼気迫っていて、それから1年ぐらい、一人でトイレに行くのが怖かったものです。

これは、戦場で死んだ兵士の霊が出る、という話です。
インパクトが強かった分だけ、後で、でも女の人も空襲や原爆でたくさん死んだんだよね?と疑問を持ったりもしました。

久しぶりに思い出した今日は、化けて出る相手が違うのではないか、と思いました。
戦争に行かなければならない状況を作り出した人間にこそ、化けて出るべきなのではないかと。
けれども、無念のうちに死んだ兵士の霊が、すべて忘れてのうのうと生きている人のところに現れるのも、間違ってはいないんだろうな、とも思います。

彼を殺した戦争には、直接関わっていないけれども、「戦争」というもの全般に対しては、自分たちにも責任があるでしょう。
忘れてはならないのは確かです。

戦争で亡くなった人々の冥福を祈ります。
そして、これから先、戦争をつくりださない道を選んでいこうと思います。
posted by SAI at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月09日

「夏 広島から」を思う

去年のこの時期は、さだまさしさんの「夏 長崎から」コンサートが、20年目で最終回、ということで記事を書いています。
ヒロシマの日に、長崎からメッセージを、というイベントだったのですが。
今年は、「夏 広島から」ということで、ナガサキの日に広島からメッセージを送るコンサートとなったようです。

ファンクラブをやめて長いので、どういう経緯でそうなったのか、状況はわかりません。
20年、その日に故郷で歌い続けて、でも相変わらず戦争はなくならない。そこで、一区切りつけたというのが、去年新聞で読んだかぎりの情報です。
どういう思いで新しいスタートをされたのか、気になるところです。

1度だけ、8月9日に広島にいたことがあります。
そのときは、今はなき呉ポートピアランドでの、別の芸能人のライヴに行っていたのです。それで、広島市街はあまりうろうろすることもなくて、その日の状況はわかりませんでした。

8月6日は「夏 長崎から」が終わると帰れない時間になっているので、だいたい1泊することになるものでした。
翌朝外に出ると、広島から移動してきたと一目でわかる人たちが、駅の周辺で見られるようになっていました。
自分は9日まではいられないので、入れ替わりに帰るのですが。
全国的な平和の祈りの舞台は、そこから長崎がメインになっていくわけです。

それを思い出すと、式典の終わった広島で改めてイベントをやるというのは、確かに意味があるのかもしれないと思います。
もともと現地に住んでいる方々にとっては、思いは変わらないのかもしれませんが。
離れている者にとっては、どうしても式典の会場に意識がむいてしまうので、もう一度両方の都市に目をむけるきっかけがあるというのは、なかなかに貴重だと思うのです。

6日も9日も、両方の都市を思う。
それは、戦争のこと、核のことを、特別な日だけではなく考えるという方向に近づく方法の一つなのかもしれないな、と。

全て、自分の勝手な考えです。
ただ、式典が全て終わったであろうこの夜に、自分が、同じ時間に願いをこめていたはずの人たちのことを、何人か具体的に思い浮かべることができたのは確かです。
posted by SAI at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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