2008年08月09日

長崎から、つながっていた

そして、長崎原爆の日。
これを書いている今は、まだ11:02になっていません。
63年前のこの時間は、「その瞬間」を迎える前。戦争中だけどいつもどおりの日常がずっと続くと思っていた、ふつうの日だったでしょう。

そんな日を描くことから始まるマンガに出会いました。
ゴールデンウイーク中に開かれた、「9条世界会議」にて。

『夏の残像 ナガサキの八月九日』
どこかの物販ブースに残っていた最後の一冊。
「本格的なナガサキのマンガですよ」と、売っていた人は勧めていました。
ページをぱらぱらめくってみると、どうやらマンハッタン計画のことなんかも描かれているようで。確かに本格的・・・と思いました。
もうひとつ、ちょっと気になることがあったりもしつつ、買って帰りました。

東京に住んでいる高校生が、長崎のおばあちゃんの家に行くことから始まる、「数カ国の旅」。
マンハッタン計画、懸命に治療にあたった医師、外国人被爆者、ヒロシマ。
「なぜ、長崎に?」というより、「なぜ、浦上に?」というところに、少しだけ触れているのにも、意味があり。
被爆者の祈りの奥にあるものに踏み込んでいるかんじでした。

そうして読み進んでいるうちに、気になっていたことがほぼ確信に変わりました。

「この画風、見たことがある」

あるキャラクター、ずっこけ方、ある食べ物の登場シーン・・・
思い出した。
この絵は、「夏 長崎から」の同人誌、『TOGETHER』の挿絵と同じ画風なんだ!
そこで初めて、著者の名前を確認しました。
西岡由香さん。
確かに、その人でした。
気づくの遅いよ、自分。

毎年行われてきた「夏 長崎から」で、同じ場所同じ時間を過ごしたはずの人のその後に、ふいに出会った。
あそこにいた1人1人が、確かに、自分で続きを紡いでいる。
その具体例を目の当たりにして、改めて感激しました。

プロフィールを見ると、この西岡さん、今は『週刊金曜日』の4コマ漫画を描かれているそうで。
さらにびっくり。

長崎は遠くない。
前の記事と矛盾しますが、そんなことを思った「再会」でした。

ちなみに、西岡さんとは直接話をしたことはほぼない(それこそ、コンサート会場で同人誌を買うとき「これください」「★円です」というやりとりはやったかもしれない程度)ので、面識はありません。
posted by SAI at 09:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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