2006年04月04日

「標的は○○にあり!」

「敵は本能寺にあり」というのは、本能寺の変の時の明智光秀の言葉です。
昨日の記事を書きながら、それをもじった言葉が浮かんでいました。
最初に言っておきますが、「標的」は、「打倒すべき敵」ではありません。
運動が対象にする相手、ターゲットのことです。
昨日の話は、本当のところ、誰に影響を与えれば変わるのか、というのを考えている過程なのです。

では、不買運動というのに戻ってみましょう。
再処理工場が動く限り、青森県産の食品は買わない、ということにしたとします。
お金の問題として考えると、電気の場合と同じ理由で、青森県産品の不買は無理かもしれないと思います。
青森県産品が売れなくなることで、県民が危機感を訴えれば、やっぱり国策として、売れなくなった分の補償が行われるでしょう。
結局、国民の懐から払われてしまうのです。しかも、肝心の食品を手に入れているわけでもないのに。

不買運動が効果がないと言いたいわけではありません。
青森県の人たちに、再処理反対の主役になってほしいというのも本心です。
お金、利益をめぐる話が、効果を持つのも多分間違いないと思います。
それを踏まえたうえで、では、どこにまず働きかければいいのか、というのを考えます。
すると、出てくる答えは・・・

「標的(ターゲット)は大蔵省にあり」

になるんじゃないかと思います。
まずここに、「そんなもんに予算つけられるか!」と言ってもらうことが必要なのでは?
そういうことが可能なのかどうか、自信はまるっきりありませんが。
ポイントは、「その事業が、国民にとって必要なものかどうか」ということになります。
必要な事業だからということで、予算がつけられるわけですから。
だから、国民の大多数が「そんな事業は必要ない」というのを示すなら、それに予算をつける理由はなくなるはずです。

そう考えると、もう1ついえることが出てきます。

「標的(ターゲット)は自分自身にあり」

要は、国民である自分自身が、本当に必要としていることとそうでないことを見極めること。
そして、自分のお金の使い方、使われ方を改めて考えてみること。
例えば、青森県産品の不買運動で示したいのは、「自分たちがお金を払って買いたいものは、安全なものである」ということになるんじゃないでしょうか。
だから、安全でないものには、税金を通してでもお金を払いたくないし、安全でないものを安全だと言わせるためにもお金を払いたくはない。
それを、伝えることが大事なんじゃないかと思います。
これは、生産者とか消費者とかいう立場は関係ありません。
「自分のお金が何をしているのか」を、国民一人一人が知ることが必要ということです。
例えば不買運動というのは、そのきっかけである、と思います。

ここでもう1つ、「無知の方舟」という自分の過去の記事をもとに、言っておきたいことがあります。

「標的(ターゲット)は方舟にあり」
posted by SAI at 12:48| Comment(4) | TrackBack(1) | 世の中のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして。

話の展開がおもしろいですね。
トラックバックも入れさせてもらいました。

今後も楽しみにしています。
Posted by hajime at 2006年04月04日 17:34
hajimeさん
はじめまして。
といいつつ、再処理関連ではよく覗かせていただいてます。
コメント&トラックバックありがとうございます。そちらの記事での紹介もありがとうございます!

話がいろんなところに飛んでいくので、自分で道に迷いそうになりますが、おもしろいと言っていただけると心強いです。

再処理のことも、みんなが自分の言葉で考えられたら、何か変わるかも、と思います。
こんな意見もありなのか?というので、読んだ人に安心してもらえるといいなあと思ってますが、どうなんでしょうね。

今後もよろしくお願いします。
Posted by SAI at 2006年04月04日 20:18
不買運動は再処理や原発の問題を皆さん自身の頭で考えてもらうための切っ掛けのつもりで書いたのですが意外に反響が大きく、こちらでも個性的な考察が着実に進んでるようですね。
Web上で誰かが投げ掛けた波紋に別の波が交わり、新たな波を起しそれがやがて大きなウネリになったらすごい事になるかも。
まだまだ希望は捨てずに持ち続けたいですね。
私も今後の展開が楽しみです。
Posted by 電気猫 at 2006年04月04日 23:21
電気猫さん
個性的といっても、私の場合、パクリの熟成発酵みたいな発想だったりしますけど。
同じ問題を考えても、その人の人生によって、考え方に個性が出てくるものですよね。
読んだ本とか、聞いた話とか、その他出会いとか。
だから、他の人の意見を聞くのはまた刺激的です。
このままだと、どちらにしろ、青森県の農産物離れは進んでしまうでしょうから、できるだけ明るいところで話し合いたいものです。
いっぱい話していたら、現状を変える力が育つかもしれないですしね。
がんばりましょう。
Posted by SAI at 2006年04月05日 22:55
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