2006年09月15日

天然色じゃない化石

わけわからないタイトルをみて、「それって普通の化石だろ」というつっこみを、さっさと自分で入れつつ。

原発・再処理関連は、最近、地層処分の誘致の話で盛り上がっているようです。
再処理した後出る、とてつもなく強烈な放射能を持つゴミ(ガラス固化体)を、どこに埋めようかという話です。
よりにもよって、自然の美しいことで有名なところが立候補しまくっているらしく。
その辺は、伝えなければならないけれども、今の自分には、整理がつきません。ので、例によって感覚でいきます。

さて。
先日、御前崎市に行ってきました。浜岡原発のあるところです。
地元の方の案内で、原発とその周辺を見て回りました。
その辺は、改めてまた書ければ、と思うのですが。(書けるのか?)
神社を訪れると、子供たちのタイムカプセルが置かれていました。それぞれの夢を書いて入れてあって、それを50年後に開けてみようというもののようです。
一緒に行った方が、「横にガラス固化体とか置いてみたいね」とぼそりと言われたのが、ものすごく印象に残っています。かなりのブラックジョーク。
「キミ達の夢の隣には、いつもこれがある」ということですね、と、応えながら、何かがリアルにずしっときました。まさに、そういう話なんですよね。隣、というより、足元、になるのでしょうが。

その後、地元の方が語られていた言葉も、ずしっときました。
「いずれ原発のゴミは、やはりこの浜岡に埋めることになるのだろう。原発により潤った代償として、引き受けなければならないだろう」
原発により、恩恵を受けるどころか、町の中で異端者のようになってしまっていたその方が、淡々とそう語られる。
それをどうとらえたらいいのか言葉にできませんが、ともかく心の深いところにじわっと染み渡るような気がしたのです。

そういえば、チェルノブイリの原発事故で最も被害を受けた周辺地域の人たちは、電気をほとんど使わない人たちだったとか。
そうしてみると、地元の方のその言葉は、広く原発の動き続ける世界の理を表現しているのかもしれない、と思えてきます。

未来のエネルギーと言われたらしい原子力。
その未来は、明るいのだろうか?と、改めて疑問に思ったのでした。


d(-◎_◎-)
※予備知識がないとわかりづらいと思ったので、一応。
「50年後に開けるタイムカプセルの横にガラス固化体」というのは、「高レベル放射性廃棄物は、勝手に反応を起こさない程度まで冷えるのに、50年間ほど冷却し続けなければならない」というところからきています。
何らかの形で「処分」するとして、処分できる程度に冷やすだけで50年です。
ところで、青森を核の県にしたいと願った某元首相は、その人生のうち50年ぐらいの間、核の夢をあたためつづけてきたわけですね。
そんな冷やしたりあっためたりに振り回されるのが、一般人の人生ということになるでしょう。
posted by SAI at 23:51| Comment(0) | TrackBack(1) | 世の中のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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